株式会社ウェルモは、児童福祉施設UNICO(ユニコ)の事業をより充実させるため、この度、京都大学名誉教授 兼 追手門学院大学教授 乾敏郎氏が顧問に就任したことをお知らせします。脳科学・心理学の専門家である乾氏と、ミッションに掲げる「子どもたちの可能性を解放する」ための、支援体系を確立します。

【顧問就任の背景】
弊社は、2015年11月に児童発達支援・放課後等デイサービス事業としてUNICOを設立して以来、独自の支 援体系として「UNICOメソッド」を開発し、取り組んできました。 その結果、保護者の方から、「子どもの表情が明るくなった」「子どもが、UNICOに通うことを楽しみに している」などの声をいただいています。 この度の顧問就任によって脳科学や発達神経科学、心理学を基礎にした分析を加え、乾氏のご指導をいた だきながら、「UNICOメソッド」を確立します。

【児童福祉施設UNICOとは】
「子どもたちの可能性を解放する」ことをミッションとした児童発達支援、放課後等デイサービス。障害の ある児童、発達が気になる児童への療育支援を実施する福祉事業所として、2019年5月現在、福岡県内に6拠 点を展開しています。 子ども一人ひとりの内発的動機付けを重視するなどコーチングの手法を取り入れ、新たな支援体系「UNIC Oメソッド」を実践しています。

【今後の予定】

学術的知見による裏付けと共に、一人ひとりの子どもたちの特性に合わせ、以下の4項目を中心に、支援 力強化を図ります。
・脳科学・心理学的知見から支援体系「UNICOメソッド」を根拠付け、確立
・現場支援員から、乾氏に質問できるIT環境(プラットフォーム)を整備
・乾氏を講師として迎えた社内研修を実施
・UNICOで提供する遊具や設備、またその使用機会についてレビュー

【乾敏郎氏 プロフィール】

1950年12月4日、大阪府出身。
言語・非言語コミュニケーション機能の認知神経科学的研究に従事。健常成人の研究のみならず、発達原理の解明に向けた研究やコミュニケーション障害の脳内メカニズムを研究。

<略歴>
大阪大学大学院 基礎工学研究科 修士課程 修了後、
国際電気通信基礎技術研究所 主幹研究員、
京都大学 文学部 哲学科 心理学教室 助教授、
京都大学 文学部 教授、京都大学 大学院 情報学研究科 教授などを経て現在、
・追手門学院大学 心理学部教授
・京都大学 名誉教授/特任教授
・広島大学 医歯薬保健学研究院 客員教授
・金沢工業大学 客員教授
・文学博土、工学修士
日本認知科学会フェロー、日本神経心理学会 名誉会員、日本認知心理学会 常務理事、日本高次脳機能障害学会 評議員、日本神経眼科学会 評議員、日本ヒト脳機能マッピング学会 運営委員、日本学術会議連携会員などを歴任。

<受賞歴>
1974年3月 大阪大学楠本賞
1989年7月 日本人工知能学会優秀論文賞
1990年9月 第2回日本神経眼科学会学術賞
1991年5月 米澤ファウンダーズ・メダル受賞記念特別賞、電子情報通信学会論文賞
      国際電気通信基礎技術研究所ATR発明・論文賞
1991年7月 日本認知科学会学会発表賞
1992年5月 国際電気通信基礎技術研究所ATR発明・論文賞
2000年11月 日本認知心理学会 研究奨励賞
2004年5月 日本認知心理学会 優秀発表賞 
2010年5月 日本認知心理学会 優秀発表賞
2013年6月 日本神経回路学会 優秀研究賞
2014年6月 日本認知心理学会 優秀発表賞
2015年9月 2015年度 日本神経回路学会 最優秀研究賞
2016年9月 日本認知科学会のフェロー受賞
2017年1月 八束周吉賞

<著書>
『Q&Aでわかる脳と視覚 人聞からロボットまで』(サイエンス社, 1993年)、『イメージ脳』(岩波書店, 2009年)、『脳科学からみる子どもの心の育ち一一認知発達のルーツをさぐる』(ミネルヴァ書房, 2013年)、『感情とはそもそも何なのか―現代科学で読み解く感情のしくみと障害』(ミネルヴァ書房, 2018年)、他多数

【株式会社ウェルモ 会社概要】
福祉の社会課題を解決するITソーシャルベンチャー。ケアプラン作成支援AIの「CPA」、介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモ」、児童発達支援・放課後等デイサービス「UNICO」の事業を展開。

■本件に関する問合せ先
株式会社ウェルモ 広報担当
​Tel:03-6205-7308 Mail:pr@welmo.co.jp