介護業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する株式会社ウェルモ(本社:福岡県福岡市、代表取締役会長兼社長:鹿野佑介、以下、ウェルモ)は、株式会社ドットライン(本社:千葉県千葉市、代表取締役兼グループCEO:垣本祐作、以下、ドットライン)代表取締役 兼グループCEO垣本祐作氏が、2025年6月2日付で、ウェルモの顧問に就任したことをお知らせいたします。
顧問就任の背景と目的
高齢化が加速する日本において、介護業界におけるDX推進は喫緊の課題です。ウェルモは、「『人ありき』のテクノロジーで、一人ひとりが輝く社会を実現する」というパーパスのもと、テクノロジーの力で介護現場の負担軽減と、質の高いケア提供の実現を目指しています。
これまで、当社代表の鹿野は介護現場や事業所経営の経験と大企業向けのITコンサルタント実務の経験を活かし介護DXに向けたミルモシリーズの戦略と設計に従事し、さらに日本ケアテック協会の会長として労働人口減少という構造的な日本の超高齢化課題に対してケアテックによる現場の負担軽減やケアの質の向上に資する政策立案及び提言活動を行ってまいりました。
そしてこの度、医療や福祉、児童/教育等の複数領域で事業展開し、『地域の「困った」を「ありがとう」に変える®』をビジョンに、地元である千葉を中心に直営194の事業所(2025年5月時点)を運営する株式会社ドットライン代表取締役兼グループCEO 垣本祐作氏を顧問に迎えることとなりました。この度の顧問就任により、両者の知見を融合させることで、より現場に寄り添い、そして未来を見据えたサービス開発の加速とケアテック領域の発展への貢献を目指します。
垣本祐作氏のプロフィール
株式会社ドットライン 代表取締役兼グループCEO。千葉県千葉市出身。社会福祉士、介護福祉士、保育士、宅地建物取引士。
日本社会事業大学 社会福祉学部卒。パソナグループ 株式会社ベネフィットワンにて、法人営業部として勤務後、ボートレーサー(競艇選手)試験に合格し、ボートレーサー養成所(108期養成員)入所。退所後、起業。日本初のボートレーサー試験予備校を設立し、合格者8割以上のシェア達成。マーケティング事業等を経て、2011年 株式会社ドットラインを創業。千葉にて医療福祉事業でドミナント展開で直営100事業所を超え、2021年に事業所数 千葉県No1となる。(東京商工リサーチ調べ)
株式会社ドットライン代表取締役兼グループCEO 垣本祐作氏のコメント
このたび株式会社ウェルモの顧問に就任いたしました。
私は高校生時代に2025年問題を初めて知り、衝撃を受けたと同時に「我が国の最大課題の根源は医療福祉分野にある」という確信のもと社会福祉分野による日本再興の志を持って学業と現場仕事に努めて参りました。
その中で本質的な課題解決は医療福祉の企業経営にあると考え、2011年に株式会社ドットラインを創業し、地元千葉から世界をリードする医療福祉モデルを構築することを成長戦略に掲げ、我が国が目指す地域包括ケアシステムや地域共生社会の理想のあり方を追求しております。
このたび顧問としてご一緒させていただくウェルモの鹿野佑介社長も同志であり、ウェルモの理念に大きな共感を抱いております。
言うまでもなく、この業界にDXの推進は欠かせないものであり、近年では多くのベンダーが乱立し、現場の課題を本質的に捉えていないDXサービスが多く存在します。
ウェルモのDXサービスは制度や現場の声の両方に精通しており、実効性の高いシステム開発に取り組まれています。これからウェルモとともに現場視点での日本全体の生産性向上とサービスの質的向上に貢献できるよう尽力してまいります。
当社代表取締役会長兼社長 鹿野佑介のコメント
この度、垣本氏が顧問に就任することを、心より歓迎いたします。ここ数年、介護DXベンダーとしてすべての実業を手放し、AIやICT、IoTの開発に集中と選択を行ってまいりました。また政策提言活動においては介護保険という官製市場に対して相当な数のケアテック推進政策が実現し、2025年には過去最大の介護テクノロジー補助金の予算が組まれるという介護DX社会実装の素地を作るところまで11年という歳月をかけ変革を進めてまいりました。
資本主義国家における超高齢化対策に人生をかけて取り組んで来ましたが、このマクロアプローチと逆のミクロアプローチで画期的な医療福祉モデルを体現し、千葉県内ドミナント戦略で現場からの変革を行っている同志が垣本氏です。アプローチ方法は違えど目指す世界観や社会課題解決の本質については同様のビジョンがあり、欠けているピースが揃うという感覚があります。
ドットライン社においては、圧倒的な成長を支える先鋭的なブランディング含め洗練された事業所経営を行っており、介護DXに対する感度も申し分なく、国内でも稀有な存在として心より尊敬の念を抱いております。この知見をお借りし、今後より一層の介護現場目線でのニーズを捉えたプロダクト開発や統合された介護DXソリューションの提供を共に行ってまいります。
そして、AIやIoTなどの最新テクノロジーを駆使した、より質の高いサービスを開発・提供することで、介護現場の負担軽減、そしてご利用者様一人ひとりに最適なケアを提供できる社会の実現を目指します。
【株式会社ウェルモ 会社概要】
株式会社ウェルモは、『「人ありき」のテクノロジーで、一人ひとりが輝く社会を実現する』ことをパーパスに掲げ、介護業界向けの革新的な業務DXソリューションを提供しています。
25,900事業所のユーザーを抱える在宅介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモネット」「ミルモブック」や、AIを活用したパソコン作業自動化サービス「ミルモオートメーション」、簡単な操作で音声の文字起こしと要約を行う音声記録AI要約サービス「ミルモレコーダー」、介護事業所コーポレートサイト制作・管理システム「ミルモネットプラス」、当該分野では国内で初めて国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) ロボット介護機器開発等推進事業の支援を受けIoT技術を活用して一人暮らしの高齢者の生活リズムをモニタリングする居宅内モニタリングシステム、ケアプラン作成支援AI「ミルモプラン」などを展開し、専門知識と先端技術により、介護現場の課題解決に貢献しています。
– 商号: 株式会社ウェルモ
– 代表取締役会長兼社長: 鹿野 佑介
– URL:https://welmo.co.jp/
– 設立: 2013年4月30日
– 本店: 福岡県福岡市中央区大名2丁目6-11